理容師の難易度は?合格率・勉強時間・受験資格まとめ

理容師の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。

理容師の基本データ

資格の種類 国家
難易度 普通
合格率 60〜85%
標準学習時間 約900時間
学習期間の目安 24ヶ月
試験の実施 年2回
受験資格 理容師養成施設の修了
独学 不可(講座・養成課程が必要)
通信講座 なし

難易度をどう見るか

理容師は普通に位置づけられます。まとまった学習時間の確保が前提になる標準的な水準です。

合格率は60〜85%です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。

養成施設の課程修了が必要。美容師とは扱える業務の範囲が法律で分かれている。

必要な学習時間

一般的な目安は約900時間です。1日2時間なら約15ヶ月、1日3時間でも約10ヶ月かかります。仕事と両立するなら年単位の計画が現実的です。

学習期間の目安は24ヶ月とされています。試験は年2回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。

理容師の受験資格

理容師の受験には理容師養成施設の修了が必要です。ここを満たしていないと、学習を進めても受験そのものができません。まず要件の充足状況を確認してください。

同じ分野の資格と比べると

美容分野の6資格を学習時間で並べると、理容師は6番目に位置します。もっとも軽いのはアロマテラピー検定(約40時間)、この重い側の端にいるのが理容師自身(約900時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。

受験のタイミング

理容師は年2回実施されます。1回目で届かなくても同じ年度内に再挑戦できるため、「まず1回受けて本番の感覚を掴む」という戦い方も選べます。

費用の考え方

理容師は独学で完結しないため、理容師養成施設の修了にかかる費用が総コストの中心になります。受験料よりも、この要件を満たすための費用と期間の見積もりを先に立ててください。

取得後の仕事

カットとシェービング。頭髪と顔そりで容姿を整える。

あわせて検討されやすい資格

学習時間が近い美容師(約900時間)、ネイリスト技能検定(約200時間)は、理容師と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。

学習時間から逆算した計画

理容師の標準的な学習時間は900時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。

学習ペース 週あたり 必要な期間
平日1時間・休日3時間 11時間 約82週間(20か月)
平日2時間・休日5時間 20時間 約45週間(11か月)
1日3時間(短期集中) 21時間 約43週間(10か月)

一般的な学習期間は24ヶ月とされています。試験は年2回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。

美容のなかでの位置づけ

美容に分類される6資格を学習時間の短い順に並べると、理容師は6番目です。

資格 学習時間 難易度 独学
アロマテラピー検定 40時間 可能
日本化粧品検定 60時間 やや易 可能
ネイリスト技能検定 200時間 普通 可能
整体師 200時間 やや易 難しい
美容師 900時間 普通 難しい
理容師 900時間 普通 難しい

同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。

学習時間が近い資格

理容師と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。

資格 分野 学習時間 難易度
歯科衛生士 医療・福祉 900時間 普通
美容師 美容 900時間 普通
社会保険労務士 法律・労務 1,000時間 難関
行政書士 法律・労務 800時間 難関
中小企業診断士 経営 1,000時間 難関

理容師について誤解されやすいこと

「合格率が低い=自分には無理」ではない

理容師の合格率は60〜85%です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。

「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない

理容師の標準は900時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。

「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。

理容師でよく出る質問

理容師の合格率はどのくらいですか?

60〜85%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

理容師は独学でも合格できますか?

独学だけでは受験できません。理容師養成施設の修了が受験の前提になります。

理容師の試験はいつ実施されますか?

年2回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

美容の関連資格

理容師について実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、理容師に関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。

理容師は独学で合格できますか?

理容師は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約900時間、難易度は「普通」に分類しています。合格率は60〜85%。

実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

理容師は履歴書に書けますか?

書けます。理容師は国家の資格です。国家資格は評価の基準がはっきりしているため、資格欄に正式名称で記載してください。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「理容師 年2回受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

理容師の合格率が60〜85%なのはなぜですか?

理容師の難易度は「普通」、合格率は60〜85%です。合格率が高い試験は、基準点に達した人が全員合格する絶対評価であることが多く、範囲どおりに学習すれば到達できる水準です。

養成施設の課程修了が必要。美容師とは扱える業務の範囲が法律で分かれている。なお合格率は年度ごとに上下します。1年分の数字ではなく、複数年の傾向で見てください。

美容の資格ではどれがいちばん難しいですか?

美容に分類している6資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのがアロマテラピー検定(約40時間)、いちばん重いのが理容師(約900時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
アロマテラピー検定 40時間 90%前後
日本化粧品検定 60時間 1級70%前後 やや易
ネイリスト技能検定 200時間 3級90%/1級40% 普通
整体師 200時間 団体による やや易
美容師 900時間 55〜85% 普通
理容師 900時間 60〜85% 普通

理容師はこのなかで6番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

理容師は何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は24ヶ月、必要な学習時間は約900時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 900日 約30ヶ月
2時間 450日 約15ヶ月
3時間 300日 約10ヶ月

試験は年2回のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

働きながら理容師を目指せますか?

約900時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約82週間(19ヶ月)です。標準期間の24ヶ月とおおむね一致します。

学習量が大きいため、繁忙期をまたぐ前提で計画を立ててください。週あたりの時間を確保できない月が続くと、直前期の負荷が跳ね上がります。試験は年2回です。

標準学習時間で見た理容師の位置

標準学習時間が分かっている110資格を小さい順に並べると、理容師(約900時間)は下から92番目、全体の83%の位置にあります。中央値は約200時間、いちばん小さいものが約40時間、いちばん大きいものが約3,500時間です。

水準 標準学習時間 該当
もっとも小さい 約40時間 MOS
下から4分の1 約100時間
中央値 約200時間
上から4分の1 約500時間
理容師 約900時間 全体の83%の位置
もっとも大きい 約3,500時間 公認会計士

上位4分の1に入ります。この帯は1年以上を見込む帯です。受験そのものより、学習を継続する仕組みづくりのほうが難所になります。

標準学習時間がすぐ隣にあるのは美容師(約900時間)と社会保険労務士(約1,000時間)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

理容師を決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
受験資格 理容師は国家資格です。学歴・実務経験の要件がないかを、実施団体の受験案内で必ず確認してください。要件を満たすまでに年単位でかかることがあります。
独学か講座か 理容師は独学だけでは対策しにくい部分があります。講座が限られるため、教材の入手経路を先に確認してください。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。
試験日程と申込期限 試験は年2回です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
学習時間を確保できるか 約900時間が必要です。1日2時間なら450日。週あたり何時間出せるかを先に決めてください。

理容師でつまずきやすいところと、その避け方

テキストを一周してから過去問に入る

範囲を全部覚えてから問題に移ろうとすると、最初のほうを忘れた状態で終盤に着きます。約900時間の学習では、後半ほど前半の記憶が薄れます。

避け方:1章ごとにその章の過去問を解いてください。問われ方を早く知るほど、覚える範囲を絞れます。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

理容師を調べるときに出てくる言葉

用語 意味
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

美容の6資格を1枚の表で見る

理容師を含む美容の全6資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、理容師がどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
アロマテラピー検定 90%前後 40時間 民間
日本化粧品検定 やや易 1級70%前後 60時間 民間
ネイリスト技能検定 普通 3級90%/1級40% 200時間 民間
整体師 やや易 団体による 200時間 民間 不可
美容師 普通 55〜85% 900時間 国家 不可
理容師 普通 60〜85% 900時間 国家 不可

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。理容師の行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見た理容師の位置

標準学習時間が分かっている110資格を並べて、理容師がどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
理容師の標準学習時間 約900時間 比べる基準になる数字
全体の平均 約452時間 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 約200時間 実感に近いのはこちら
下から4分の1 約100時間 これ以下なら軽い部類
上から4分の1 約500時間 これ以上なら重い部類
上位1割の入口 約1,000時間 ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 約640時間 平均からどれだけ離れるのが普通か

理容師は下から94番目(全体の83%)です。平均との差は約448時間で、散らばり1つ分を下回っています(+0.70)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均約452時間に対して中央値約200時間で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

理容師と水準が近い資格

分類をまたいで、標準学習時間が理容師(約900時間)に近い資格を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

資格 分類 標準学習時間 特徴
歯科衛生士 医療・福祉 約900時間 養成課程3年以上が受験の前提。歯科医院の求人が安定して多く、復職もしやすい部類。
美容師 美容 約900時間 美容師養成施設の課程修了が受験の前提。筆記と実技があり、実技は練習量が結果を分ける。
社会保険労務士 法律・労務 約1,000時間 合格率6%台の難関。科目別足切りがあり全科目を均等に仕上げる必要がある。
中小企業診断士 経営 約1,000時間 1次7科目・2次事例4問。会社員の自己投資先として人気が高い。
言語聴覚士 医療・福祉 約1,000時間 養成校の卒業が受験要件。独学不可だが有資格者が不足しており就職は堅い。
公認心理師 心理 約1,000時間 心理職で唯一の国家資格。受験ルートが複雑で、進学設計が実質的な関門。

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。歯科衛生士と理容師は数字の上では近くても、医療・福祉と美容では前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

理容師より軽いもの・重いもの

理容師を真ん中に置いて、標準学習時間が前後にある資格を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

理容師より軽い5資格

資格 分類 標準学習時間 理容師との差
美容師 美容 約900時間 同じ
歯科衛生士 医療・福祉 約900時間 同じ
日商簿記1級 会計 約800時間 −100時間
行政書士 法律・労務 約800時間 −100時間
二級建築士 住宅・建築 約700時間 −200時間

理容師より重い5資格

資格 分類 標準学習時間 理容師との差
社会保険労務士 法律・労務 約1,000時間 +100時間
中小企業診断士 経営 約1,000時間 +100時間
言語聴覚士 医療・福祉 約1,000時間 +100時間
公認心理師 心理 約1,000時間 +100時間
臨床心理士 心理 約1,000時間 +100時間

ひとつ隣に動かすと、標準学習時間は下側で同じ、上側で+100時間動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、美容の位置

このサイトで扱っている18分類を、標準学習時間の中央値で並べました。理容師が属する美容は8番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 資格数 いちばん低い 中央 いちばん高い
法律・労務 4 約800時間 約3,000時間 約3,000時間
会計 6 約100時間 約800時間 約3,500時間
不動産 6 約200時間 約500時間 約2,500時間
労務・安全 3 約100時間 約500時間 約500時間
医療・福祉 15 約60時間 約400時間 約1,200時間
住宅・建築 7 約100時間 約300時間 約1,200時間
語学 8 約200時間 約250時間 約600時間
美容 6 約40時間 約200時間 約900時間
心理 5 約60時間 約200時間 約1,000時間
金融 4 約80時間 約150時間 約600時間
経営 3 約100時間 約150時間 約1,000時間
人材 3 約100時間 約150時間 約300時間
食・栄養 6 約40時間 約150時間 約500時間
教育・保育 3 約80時間 約100時間 約600時間
ペット 4 約60時間 約100時間 約200時間
IT・Web 13 約40時間 約100時間 約500時間
技術・設備 8 約60時間 約100時間 約1,000時間
ビジネス 6 約40時間 約100時間 約400時間

分類ごとに水準が違うのは、分野ごとに、覚える範囲の広さと、資格がないとできない業務があるかどうかが違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

理容師のデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:普通

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「普通」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:60〜85%

合格率は受験者層で動きます。受験資格が厳しい試験は準備した人だけが受けるため高く出て、誰でも受けられる試験は低く出ます。年度ごとの上下も大きいので、1年分の数字で判断しないでください。

標準学習時間:約900時間

1日2時間なら450日、1日1時間なら900日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:24ヶ月

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。24ヶ月という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:年2回

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:国家

法令にもとづく資格です。合格後に名簿への登録を求められるものがあり、登録料や年会費が別にかかることがあります。

独学の可否:不可

実技や実習、指定の講習が要件に含まれるため、独学だけでは完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

講座の有無:限られる

講座が限られます。教材の入手経路を先に確認してください。

美容のほかの資格を短く見る

理容師と同じ美容にある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。理容師が合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

アロマテラピー検定(約40時間)

香りテストがある。上位資格へのステップとして受験されることが多い。

理容師との差:標準学習時間で−860時間。

日本化粧品検定(約60時間)

美容部員や美容ライターの受験が多い。成分の知識が実務で直接効く。

理容師との差:標準学習時間で−840時間。

ネイリスト技能検定(約200時間)

実技試験が中心。モデル同伴が必要な級があり練習環境の確保が課題。

理容師との差:標準学習時間で−700時間。

整体師(約200時間)

国家資格ではなく民間認定。開業自体に資格要件がない点をどう捉えるかが判断の分かれ目。

理容師との差:標準学習時間で−700時間。

美容師(約900時間)

美容師養成施設の課程修了が受験の前提。筆記と実技があり、実技は練習量が結果を分ける。

理容師との差:標準学習時間で同じ。

理容師の数字を自分で確かめる方法

このページに出している数字は、110資格を18分類に整理したデータベースから引いています。理容師だけを個別に調べて書いたものではなく、全110資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
理容師の標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

理容師にするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約900時間を出せるか

1日2時間なら450日、1日1時間なら900日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約82週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じ美容のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

理容師は国家資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は年2回です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約900時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

理容師について、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

40代・50代から理容師を目指すのは遅いですか?

理容師に年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約900時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら600日、およそ20ヶ月かかります。

理容師は学習時間が上位17%に入る重い部類です。時間を確保しにくい状況なら、同じ美容分野でより軽い資格から入る進め方もあります。

理容師は国家資格ですか?

理容師は国家です。国家資格は法令にもとづいて実施され、合格後に登録を求められるものもあります。

区分は評価のされ方に影響します。求人票で名称が指定されることがあります。養成施設の課程修了が必要。美容師とは扱える業務の範囲が法律で分かれている。

理容師の試験は年に何回ありますか?

理容師の試験は年2回です。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見てから受験回を決められます。1回目を経験として使う進め方もできます。

学習に必要なのは約900時間です。試験日から逆算し、1日6時間のペースなら5ヶ月前には始めておくと余裕があります。

理容師を取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。理容師について言えるのは、養成施設の課程修了が必要。美容師とは扱える業務の範囲が法律で分かれている。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。理容師は国家のため、①②に当てはまる場面があります。

理容師の前に取っておくとよい資格はありますか?

同じ物差しで見て、理容師(約900時間)よりひとつ手前にあるのが美容師(約900時間・美容)です。

同じ美容分野なので出題範囲に重なりがあります。先に美容師を仕上げてから進むと、2つ目の学習効率が上がります。

理容師の用語を、もう一歩詳しく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

理容師を受けられる人

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

実務経験

定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。

理容師の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

通信講座

教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

理容師の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。