IT・Web分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。6件を掲載しています。
IT・Webの資格一覧
| 資格名 | 難易度 | 合格率 | 学習時間 | 種別 |
|---|---|---|---|---|
| ITパスポート | 易 | 50〜60% | 80時間 | 国家 |
| MOS | 易 | 80%前後 | 40時間 | ベンダー |
| 情報セキュリティマネジメント | やや易 | 50〜70% | 100時間 | 国家 |
| 基本情報技術者 | 普通 | 40〜50% | 200時間 | 国家 |
| 応用情報技術者 | やや難 | 20〜25% | 400時間 | 国家 |
| Webデザイナー検定 | やや易 | 60〜70% | 80時間 | 民間 |
選び方の考え方
同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。
学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。
IT・Webの学習時間はどう分布しているか
IT・Webに含まれる6資格を学習時間で並べると、下は40、上は400、中央は100です。上下で10倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
| 層 | 該当する資格 | 件数 |
|---|---|---|
| 負担の軽い層 | Webデザイナー検定、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、MOS | 4 |
| 中間の層 | 基本情報技術者 | 1 |
| 負担の重い層 | 応用情報技術者 | 1 |
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
IT・Webの6資格をひとつずつ
MOS
難易度易/合格率80%前後/約40時間。操作スキルを客観的に示せる。事務職の応募で書きやすい資格。
Webデザイナー検定
難易度やや易/合格率60〜70%/約80時間。資格そのものより制作物の質が採用で見られる。学習の道筋づけとして機能する。
ITパスポート
難易度易/合格率50〜60%/約80時間。IT・経営・法務を横断する入門資格。非IT職や学生の受験も多い。
情報セキュリティマネジメント
難易度やや易/合格率50〜70%/約100時間。ITパスポートの次のステップとして選ばれる。管理者視点の出題が中心。
基本情報技術者
難易度普通/合格率40〜50%/約200時間。CBT化で通年受験が可能に。IT職の登竜門として企業が推奨することが多い。
応用情報技術者
難易度やや難/合格率20〜25%/約400時間。午後の記述式で応用力が問われる。合格すると高度試験の一部が免除される。
IT・Webでよくある誤解
「IT・Webなら資格を取れば就職できる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのものです。IT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。資格そのものより実務経験が重視される分野ですが、未経験からの転職では知識の証明として機能します。
「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない
取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。IT・Web分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。
「合格率の数字だけで難易度は比べられない」
受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。
IT・Webで負担を抑える方法
教育訓練給付制度を確認する
オンラインスクールの一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。
独学で行けるかを先に判断する
テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。IT・Web分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。
勤務先の資格取得支援を使う
IT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。
受験のタイミングを合わせる
年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。
地域や条件で変わるところ
IT・Web分野の資格が活かせる主な職場はIT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発です。資格そのものより実務経験が重視される分野ですが、未経験からの転職では知識の証明として機能します。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 試験実施団体 | 受験資格、日程、出願方法、受験料について |
| ハローワーク | 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について |
| 求人サイト・転職エージェント | IT・Web分野で実際に求められている資格と経験の確認 |
| 講座の資料請求 | カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較 |
※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。